前回からのミッションはこちら!(言いたいだけ)
引き続きただの旅行の記録なのでゴの舞台巡りの参考には一切なりません。
4日目、今回の旅行で一番楽しみにしていた特急オホーツクで網走へ向かいます!
早朝の札幌。天気が最高!ビルの横幅がでかい!
今回は使いませんでしたが、このバスターミナルもなかなか味がありますよね。
新幹線延伸でここも取り壊しなのかな…。
キハ183系特急オホーツク!大興奮!!!!!
復刻塗装に当たればいいなと思ってましたが通常のでした。
でも最高!特急オホーツク 網走 最高すぎる!!!!!
くずもの入れという表示もたまらない。
ラブパスで浮いたお金でグリーンにしました。
これが音に聞こえしハイデッカーグリーン…!!!!!!
人も少なく快適そう…。
グリーン車に乗ること自体初めてだったので激しく興奮しました。
そもそも長距離列車と言えば全て新幹線、せいぜい東京までしか行かないのでたった2時間やそこらでグリーンにする意味もなく…。
しかし今回は網走まで約5時間半の長丁場、現役最古参の車両による長距離特急、大きな窓でワイドな眺めも楽しめるとあってはグリーンにするしかない!
とにかく大興奮。ディーゼルの低い唸りもたまらない。
レールの上を走っているものは全て電車だと思っていましたが、電化されてない場所はディーゼルカーが走ってるんですね。
身近に非電化区間は存在しないので、普段見える限りレールの上を走っているのは電車でいいんですが、そうじゃない場所もある…それがたくさんあるのが北海道!!!!!
そんなことも知らず、突然入ってきた大量の知識と情報で脳がオーバーヒート気味、興奮するしかない。
朝ご飯。せっかくなので大正から続く歴史ある駅弁の鮭めし。
見た目ははらこ飯っぽいですがご飯の味が違った。
おいしかったです。
オホーツクも車内販売なし、停車時間も短いのでおやつと飲み物もしっかり買っていきました。
車内の自動放送でも停車時間は僅かですって言ってくれるの親切ですね。
本当に僅か。
快速エアポートと同時発車、抜きつ抜かれつで分岐もやばかった。
何で札幌駅って同時発車するの?すごい興奮する…。
北の駅という感じもたまらないですよね。
ババババババババ(爆音)っていうディーゼル音…。排ガスの匂い…。
最高すぎる札幌駅…。
車窓からの素晴らしい眺め
都会から田園風景に変わり、緑の大地と青い空が延々続きます。
美しすぎる…。
みどりの窓口で取ったので窓際ってだけで駅員さんにおまかせだったんですが、二人掛けの方は日差しが直できますね…。
同時発車の列車との並走が見られるのはよかったんですが日焼けが半端ない…けどもうそんなことはどうでもよく黒焦げになってでもいいから外見ときたいって感じでした。
フットレストもあり、座り心地も最高。
これが…グリーン車…。
使い込まれた手洗い場
天井のヒエログリフみたいな謎装飾もたまらない
かつての厨房らしいです
昔はここで色々注文できたとか。
カーテンの隙間から調理場みたいなものが見えました。
こんなに長い時間乗ってるんだからご飯くらい買わせてほしいですけど、そうもいかないんでしょうね…。
ようやく旭川
旭山動物園の動物たちが駅員さんになっててかわいい。
まだ半分以上あります。
どんだけ遠いんだ網走。
大雪山が見えました!(多分)
6月も終わりなのに残雪がある!
ここからの北見峠超えが大変に素晴らしいんですが、素晴らしさのあまり動画で撮っていたのでここには載せられない…。
ディーゼルが唸り、スピードが落ち、今とてつもない急勾配を登っているんだという感覚がありました。
こんなに古い車両が過酷な土地で毎日この長い距離を疾走しているのかと思うと自然と涙があふれた…。
冬になると峠超えが出来なくて戻ることもあるらしいですね…。
あまりの険しい山に、鉄道を敷いた人々の苦労も偲ばれた…。
鉄の道は血の道…。
浸りまくってる間に遠軽に着きました。
味のあるのりば案内。
本場の味サッポロビールは退色して読めなくなってるようですがこれまた味がある。
この駅名標もなくなっちゃうみたいですね。
遠軽では列車の進行方向が変わる為、座席を回しました。
名所 瞰望岩
到着時は本当に間近に迫っていて迫力が凄まじかったです。(撮り逃した)
北見の街
延々と続く無人駅と大自然の中にビルが現れるととても大きな街に見えます。
網走まではまだかかる。どんだけ遠いんだ!
のどかで美しい風景が続きます。
もう本当に景色が素晴らしい。
どれだけ見ていても飽きない、美しい景色が延々と続きます。
途中自然に飲まれていく草ヒロや廃屋がありますます素晴らしい…なんと美しいことか…。
姉畑先生みたいになってました。
網走湖が見え、間もなく網走です。
いや~~~もうとにかく美しい!!!!!
何これ!!!!!!
少しの人工物と大自然が合わさった美しさ、これを快適な環境で座ったまま5時間半も見られるなんて…。
移動に5時間半というとなげ~って感じがしますが、移動自体が快適な観光を兼ねているので非常にお得です。
座り心地も抜群で全く疲れなかった。
お金を払う価値を実感しました。
終着 網走
自動放送では終点ではなく終着と言うので、ああ果てにやってきたんだなぁという思いが高まりました。
自動放送のご案内は大橋俊夫でした。
名乗るんだ!?
網走は地の果てであることを身をもって知れる素晴らしい体験でした。
これを馬と徒歩で遠回りして…????
バスで網走監獄に向かいます。
途中で見るからに観光客の人が網走刑務所前で降りていきましたが、網走監獄は博物館網走監獄前となっているので親切です。
猛烈に空腹だったので腹ごしらえから。(常に腹をこしらえている)
実際の刑務所で提供されているメニューだそうです。
お味噌汁は番茶らしい。
実家のご飯すぎた。
(刑務所と同じご飯を食べている…という意味合いではなく逆です。)
ほっけもでかいしおいしかった。
とうとうやって来た網走監獄!!!!!!
うわ~~~~~~~~!!!!!!!!!
うわ~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!
廊下果てしねぇ~~~~~~!!!!!!!!
ピーク果てしなくソウル限りなく…廊下果てしなく天井限りなく…。
ああ~~~~~~
のっぺらぼうの舎房
クサい飯っていうのは便所の真横で食べるからだっていうのがよく分かりますね
衝立があるだけいいのか。
のぞき窓開け閉めしちゃう
全体的に何とも言えない匂いが漂っていてすごかった…。
臭いんじゃないんだけど…。
色んなものが染みついた匂いがした。
行かなきゃ分からなかったので行って本当によかったです。
何があっても最後まで俺がついてるからの山
山めちゃくちゃ興奮したな。
ルピナスが咲きまくってて北海道感あふれてますがこれって外来種らしいですね。
風呂
刺青の囚人自体は実際に存在したわけで、そこからあの発想に至る先生の凄まじさを感じた。
これ見てもへ~まあ刺青くらいしてるよなぁとしか思わないもんね。
こっちは普通です。股間がうまいこと省略されている。(そうですね)
杉元とのっぺらぼうが撃たれた場所(多分)
木で隠れてる奥の建物です。
結構距離がある。
暗い中あれだけの精度で当てる尾形の化け物っぷりよ…。
前はこの場所にあったみたいですが、駐車場のやつだけになってました。
ストリートビューだと残ってるんだけど、今はないです。
受付の外なので中をいくら探しても見つかりません。
延々探してから気付いた…。
撃たれた所の建物(撃たれたところ…)はカフェと売店で色紙も飾ってありました。
白石~!!!!!!!
教誨堂
ダンスホールのようで、これはひじっじと犬童を踊るように戦わせちゃうよなぁと思いました。
一番圧倒された闇堂
写真だと明るいですが薄暗く湿っていて、足を踏み入れた瞬間虫が一斉に飛び立ち、薄気味悪い羽音と据えた匂いが鼻をつく凄まじい空間だった。
思わずウッてなるやばさ。
脱獄の為にここに入る白石の狂気を感じた。
外役に勤しむ皆さん
タコ部屋労働のロールモデルになった作業小屋(名前あったような…)
自分以外誰もおらず人形とはいえ人がゴロゴロ転がっているとなかなかに不気味で通り抜けられなかった。
枕が一本の木で出来ているので、これを叩くことで全員一度に起こせるらしいです。
まさに叩き起こすための仕組み。
官舎(門倉部長~~~~!!!!)
網走監獄での労働は看守にとっても過酷な環境で、多くの方が亡くなったそうな…。
本当に見どころ満載の素晴らしい施設でした。
作中に出てきた建物ではないんですが監獄歴史館の展示がよかった。
現在の刑務所の取り組み、地域社会との共生の歴史がよく分かった。
映画の網走番外地が与えたイメージで苦しんだことも展示されていて、創作物が世に与える影響についても考えさせられた。
重罪人が流されるような場所ではないんですよね。
網走駅と網走監獄の間はバスで移動する距離なんですが、本数が少なく、帰りの列車ギリギリの時間だったのでタクシーで戻りました。
運転手さんが遊覧船事故に対して激しく怒っていた。
また遊びに来ます…素晴らしいところだったので。
網走駅
この縦書きの札は出所した受刑者がまっすぐ歩めるようにという意味が込められているらしいです。
ここでも地域社会と刑務所が深く関わっていることをうかがい知れます。
網走の走がちょっと欠けていていいですね。
石北本線は単独維持が難しい路線になっているそうです。
残ってほしいですね…。
また乗りにいきます…。
網走駅の素晴らしいホーム
名所案内っていうのいいですよね。北海道の駅らしさを感じます。
帰りも長丁場なので、駅でお弁当を買いました。
これぞまさに弁当!という感じでおいしかった。
お茶はJR北海道謹製のうらら。
帰りの景色もそれはそれは素晴らしいものでした。
5時間半かけてきたので5時間半かけて帰るわけですが、途中で日が暮れて気絶しました。
札幌について23時前…。とんでもなく遠かった…。
降りた後に何気なく見たら塗装が剥げてボロボロでした。
過酷なところを走っているんだなぁ。
いつまであるか分からないのでなんとかまた乗りに行きたい。
網走監獄だけなら札幌から日帰りで余裕ですね。
おまけ
ありのままの姿で時が過ぎゆくハローマック…。
貴重なものを見ました。